用語辞典

用語辞典

ライト(Frank Lloyd Wright)
1923年、帝国ホテルを設計した建築家として、一般にその名は親しまれている。
シカゴでサリバンに師事し機能主義建築の運動に入った。
1908年、シカゴのロビー・ハウスを代表とする住宅建築やその作品集の出版により
ヨーロッパに大きな影響を与えている。1936年のカウフマン邸は有名。

ライフ・サイクル(life cycle)
家族の発展段階における時期区分、すなわち出生・成長・結婚・死亡などの生物学的現象を
指標として区分される人間の一生の時期区分。家族周期ともいう。

落丁
当然あるべきページ数が脱落していること。

ラッセン(Gordon Russel)
家具設計上、その名をうたわれているユーティリティ・ファニチュアの企画者。
卓越した家具デザイナーで、家具におけるモダン・デザインのパイオニア。

乱丁
製本の丁合い作業上の誤り。本文の折り丁が順序不同に丁合いされていること。

ランド・スケープ(landscape)
一般には景色・風景の意だが、デザイン・建築分野では、ある土地における人間の自然に対する
交渉によって、歴史的・社会的に形成される全ての可視的な事象、すなわち視覚的環境のこと。
元来は、庭園の計画・設計分野における概念。
デザイン・建築分野においても、近年の大規模な環境開発に伴って環境を総合的に
計画・設計していくことの必要性と意識が高まるにつれて、重要な概念の一つになってきている。

ランド・マーク(land mark)
境界標などのこと。

リアリズム(realism)
写実主義・現実主義。審美的には理想主義に対立するもので、事物をあるがままに再現し、
主観的にデフォルマションをしない。クールベ、ドーミエ、ミレーらが代表的作家。

立体感(cubic effect)
平面的な造形が立体的に感じられるような印象。立体感は目の生理的な調節・視差などによって
生じるが、平面的構成が立体的に見えるのは、ある方向にその図形が崩れるのを感じた時に
安定した見えへ保とうとする働きを、人間の目が自然のうちにしているからだと解されている。

立体デザイン(three dimensional design)
ベーシック・デザインの一つ。基礎デザインのトレーニングを平面的なものと立体的なものに
分けて行う場合が多いが、各種の素材を構造体として立体的に構成・造形するデザインの訓練をいう。

リデザイン(redesign)
既にデザインされ、製作販売されている製品を、改めてデザインし直すこと、または改善すること。

リヒトグラフィック(Lichtgraphik)
抽象写真の意。バウハウス系のメカニカルなものと、ダダイズム、ポップ・アート系の心理的なものの
二つが含まれる。写真のモダン・テクニックの一傾向。

リビング・デザイン(living design)
生活環境の住居・室内・家具・厨房用具・食器・照明器具・日用雑貨・その他に関するデザイン。

リプリント(reprint)
同じ版を用いて印刷する再版とは異なり、新規に製版して、元の通りの印刷物を作る場合をいう。
また映画のフィルムに関しては損傷部分や目的の用途に十分役立たない部分を作り直してプリントしたもの。
あるいは、既成のプリントからの焼付け、反転仕上げで作ったプリントなどをいう場合もある。

リーフレット(leaflet)
チラシの高級なもの。一枚ペラで折り面はなく、片面または両面印刷したもの。
形としては特殊な打ち抜きが用いらえることもある。直接広告として利用範囲は極めて広い。

リプロダクション(reproduction)
再生産・再現。既存の道具や建築を再び生産したり建設したりすること。
建築のリプロダクションは、特に再建といわれる。現実に存在する具象的な形態を再生しようとする行為、
またはその結果としての形態を再現形態という。

略画法(cartoon test)
心理学的な動機調査の投影法の一つ。吹き出しテストともいわれる。
普通は二人の人物が対話している場面の略画が描いてあり、一方の人物の問いの言葉が口から吹き出しの
輪郭の中に書かれており、他方の人物の口からは空白の吹き出し輪郭が描かれてある。
被験者はその空白の部分に問いにふさわしい回答の言葉を自由に書き入れる。
回答の内容によって被験者の深層心理を把握しようとするもの。
本来、略画法は絵画フラストレーション・テストとして欲求不満のタイプを研究するために用いられる
方法であるが、マーケティングの面においては消費者の購買動機を探り出すために利用されている。

流行(fashion)
人間の風習は生理的なものと社会的なものとが考えられる。
一方は個人の生活維持、一方は社会的な秩序維持のための実用的な風習といえる。

流行色(fashion color)
一時的に興味をもって広く使われている色。デザイン関係や産業界では流行予想色の意味に使うことが多い。
流行しそうな、あるいは流行させようとする色を用意することによって、商業的な利益を上げようとするもの。

類似色(analogous color)
色相とか明度とか彩度の似通った色。

ル・コルビュジエ(Le Corbusier)
スイス生まれのフランスの画家・建築家。本名はシャルル・エドゥアル・ジャンヌレで、画家として
この名を用い、1917年以後、建築家としての名をル・コルビュジエと改めた。1914年に提案した
ドミノ・システムは1920年頃から具体的に建築として実現し、それは1926年に機能主義デザインの
最も明快な理論である「近代建築の五原則」として結実した。
一等入選したジュネーブ国際連盟会館計画案、ポワッシーのサヴォワ邸、モスクワの消費組合本部などは、
その思想・理論が具体化したもの。1947年ニューヨークの国際連合本部の建築顧問になる傍ら、
1600人を収容できる巨大な集合住宅としてデザイン・建築界から注目された作品、
マルセイユのアパート設計には、モデュロールの考えを適用した。また、ロンシャンの教会は
大胆な彫刻的形態が具現化した建築物として世界の現代建築の動向に多大な影響を与えた。

ルスティカ(rustication)
石造建築における外観仕上げの一つ。目地を低く、石の表面を突き出させて粗い仕上げをする。
ルネッサンス時代の一つの特徴でもある。

ルート短形(root rectangle)
古代ギリシャにおいて構図の基本とされた短形で、短形の短辺を1とした時、
長辺との比が√2、√3、√5になるものをいう。√2は正方形の対角線の長さであり、
√3は√2短形の対角線の長さである。

ルーバー(louver)
中世建築で採光のために屋根に設けられた開口部。今日では格子状のスクリーンで窓ガラスの前に
直射日光を防ぐために設けられたものや、蛍光灯照明器具にまぶささを柔らげるために使用されるものを指す。

ルールド・コンプリヘンシブ(ruled comprehensive)
広告原稿の一つで、やや手を入れたラフ・スケッチ。鉛筆、ポスター・カラー、水彩、パステルなどで
イラストレーションを描き、コピーはヘッドラインだけをフリー・ハンドで書き、
ボディー・コピーは線によって活字組みの位置を示す程度に仕上げたもの。

レイアウト(layout)
デザイン・広告・編集などにおいて、写真・文字・絵・記号など諸種の構成要素を
紙面に効果的に配列すること、及びその技術をいう。

レタッチ(retouchi)
修整の意で、カラー印刷の製版の際、色分解された原板の色の欠点を修整すること。
マスキング法などの開発によって今日ではほとんど行われない。

レター・ヘッド(letter head)
便箋の主として上部に印刷されている文字・マークなどのデザインをいう。

レタリング(lettering)
字体を考慮において文字を書くこと、または書いた文字。文字は広告美術において特に重要な構成要素である。

レプリカ(replica)
美術用語で原作の写し・模写・複製をいう。スポーツその他各種の催しの優勝カップは、
一般的には優勝者かチームが保持して次の大会に返還するのが習わしであるところから、
記念のためにつくられる複製品をいう。

レーベル(label)
俗にラベル、レッテルという。商品その他に張り付ける小型印刷物。マッチ・レーベルは商店の雰囲気を表すもの、
商品の容器に張られる商品レーベルは容器の形態や色彩に調和し、商品の性格を表現するもの、
旅行トランクに張られるホテルのレーベルは土地の風物を忍ばせるもので、いずれも個性的なデザインが必要。

レリーフ写真(relief photo)
浮き彫りの効果をもつ写真。普通に撮影したネガ原板をフィルムに密着露出してポジ原板を作り、
この二枚の原板を少しずらして重ね合せ、密着または引き伸ばして印画を作る。
ずらし方の大小によって効果が変わる。フォト・レリーフともいう。

レンダリング(rendering)
製品の完成前に想像で描く図、出来上がり想像図のこと。

ロイヤリティ(royalty)
狭義には、工業所有権使用料のことで、普通製品一個ずつにある一定の使用料が支払われる場合をいう。
広義には、製品一個ずつにある一定の金額が創案者に支払われるという支払い方法を意味し、
デザイン料の支払い方法に関していう。他に著作権使用料、印税の意にも使われる。

ローウィ(Raymond F. Loewy)
デザインの魔術師といわれるアメリカのインダストリアル・デザイン界の第一人者。
パリで生まれ工学士としてパリ大学を卒業し、後アメリカに帰化した。ボーグ誌やバザー誌の
デザイナーをしていたが、1929年にローウィ・インダストリアル・デザイン事務所を設立し、
以後の活躍はめざましく口紅から飛行機・機関車・船舶とおよそデザインの対象となり得る
全てのものに優れたデザイン力を発揮した。

ろくろ(lathe)
力を利用した一種の回転工作器。二枚の円盤を軸で連係し上面を水平に回転させる。
この上面の中央に粘土を置いて回転させると、軸に対して任意の曲線を母線とする
回転体を成形することができる。普通には陶磁器の成形に利用されることが多く、
手で回したり、足で蹴って回転させたが、現在では動力で回転させるものが多い。

ロココ(rococo)
1723年頃から約半世紀にわたって西欧に流行した様式で、
フランスにおいて室内及び家具の装飾様式として起こった。ルイ15世紀ともいう。

ロゴタイプ(logo type)
【1】
印刷用語…合成文字のことで、数個の文字を並べて一本の活字に鋳込んだもの。
【2】
デザイン用語…二個以上の文字を組み合わせてマークにしたものモノグラムはその一つ。
【3】
広告用語…社名や製品名を特定のスタイルで表現したレタリング。

ロー・コントラスト(low contrast)
対比の低いこと。明暗対比の弱いものを主としているが、色彩対比の弱いものも含まれる。

ロットリング(rotring)
製図用語の一つで線を引く筆記具。特定の太さの線を引くことができる
筒状のペン先をインク溜めをもつ軸に取り付けて使用する。

ロード・サイン(road sign)
沿道広告。高速自動車道が発達したアメリカで生まれたもので、
自動車の運転手や同乗者の視覚に訴えて各種の情報を印象づけるための野立て看板・屋外広告物などの総称。

※デザイン小辞典より一部引用
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