用語辞典

用語辞典

マイセン(Meissen)
ドイツ・ヨーロッパで初めて真正磁器の焼成に成功したところ。
ヨーロッパでは早くから東洋の磁器を生産しようとしたができず、1709年ドイツのベティゲル(J.F.Bottiger)が
ザクセンのマイセン付近で磁器原料を発見して、真正磁器に成功した。
この磁窯はヨーロッパに君臨し、マイセン磁器(Meissener Porcelain)といわれた。
更にこの技法がウィーンに伝わりウィーン磁器(Wiennere Porcelain)となった。

毎日広告賞(Mainichi Advertising Prize)
毎日新聞社が商業デザインの発展向上のため1931年に設けた賞。

曲げ木(bent wood)
木材に水分を与えて加熱すると可塑性が大きくなる性質を利用して、曲線・曲面状に加工したもの。
材料は橅や楢が使われる。

マーケッタビリティ(markatability)
マーチャンダイジングでいう「適正な商品」の「適正」のことを指す。

マーケティング(marketing)
マーケティング調査、広告・宣伝活動、販売促進活動、商品化計画、販売業務から成り立つ。
これらは製品が生産者から消費者の手に渡るまでの全ての過程を処理する機能である。

マージン(margin)
ふち・ヘリ、限界、欄外、余地、余裕などの意。

マスコミ(mass communication)
マス・コミュニケーションの略。大量伝達のことで大衆を一定の行動にかりたてるため、
マス・メディアを通して社会現象や対人関係に対する心構えを伝達し、その社会的態度やイデオロギーを
知らず知らずのうちに所期の方向へ変えていく行動をいう。これを意図的に行うのが広告・宣伝である。

マス・プロ(mass production)
マス・プロダクションの略。大量生産・多量生産のことで資本主義生産企画と機械による生産技術との
二つの要請から、現代の製品は多くの大量生産の方式をとるようになっている。

マス・メディア(mass media)
大量媒体でマス・コミュニケーションのための媒体物となるもの。マスコミ四媒体として、
新聞、雑誌、ラジオ、テレビがある。この他に、近年ではインターネット媒体が成長に伴って拡大している。

マーチャンダイジング(merchandising)
商品計画・商品化計画と訳される。適正な商品を、適正な場所へ、適正な時期に、適正な数量で、適正な価格を
持って提供するために立案すること。具体的には製造あるいはストックすべき製品を選定し、
その製品の大きさ・外観・形態・包装・その必要数量・時期・価格などを決定すること。

マトリックス(matrix)
字母・母型・紙型・鋳型などの意。2つ以上の因子の相関および相関図。

マネキン(mannequin)
画家・彫刻家用のモデル人形、医学用の模型、洋服陳列用の人台などを含めた人体模型の総称。

マンセル(Albert H.Munsell)
米国マンチェスター・ボストン市に生まれた、画家、色彩教育家。マンセル色票系を創案し、
その製作販売並びに書物出版を中心とするマンセル・カラー会社の初代社長となる。
その主著書としては「A Color Notation」「Atlas of the Munsell Color System」がある。

マンセル色票系(Munsell color system)
アメリカのマンセル(A.H.Munsell)によって1905年に作られた色票系。
色相、明度、彩度を感覚的に等間隔に並べたもので、色を正確に表示するのに適している。

見取り図
建築・器物などの設計の際、大体の形状・色彩などを人に了解させるために描いた略図。
多くの場合、透視図法によって描き彩色する。
建築の場合には背景や点景物まで書き加え、実在感を強調することがある。

ミラノ・トリエンナーレ(triennale di Milano)
1923年にモンツァで開かれた装飾美術展を機会に発足し、以来3年目ごとにミラノで開催される国際デザイン展。

ムード広告(mood ad)
情緒的な雰囲気によって訴求効果を狙った広告。商品そのものを表面に出さず、
その周りの環境的な要素を表現することにより、それがそのまま広告しようとする
商品の性質に繋がるよう制作された広告のこと。

ムーブメント(mouvement)
造形作品において人物、その他が活動的に表現されている、
または作品の線・色彩・タッチが動的な場合に用いられる。

メガロポリス(megalopolis)
巨帯都市のことで、巨大都市の概念であるメガロポリスよりも大きく、
発展して帯状に連続した巨大な都市群をいう。

メティエ(metier)
技術的な鍛錬を経て、初めて修得されるハンドクラフト的な身体的技能、とりわけ手の技能をいう。
日本で職人などという時の「職」の意味はこれに近い。

モアレ(moire effect)
印刷の製版で、点または線が幾何学的に規則正しく分布されたものを重ね合わせたときに生じる斑紋のこと。

木材工芸(woodworking)
木材に対する加工技術は20世紀に入ってから急激に進歩し、各種の加工木材の生産によりその面目を一新している。
その分野は家具、玩具類、室内装備や艤装にまで及ぶが、家具が最も大きいパーセンテージを占めている。

木版(wood cut)
木材に彫刻した凸版で、印刷術の起源をなすもの。
日本木版といわれる板目木版と西洋木版といわれる木口木版とがある。

モザイク(mosaic)
大理石やガラス等の断片を寄せ木細工のように壁面・床などに張りつけて、絵画や模様を構成した一種の装飾技術。
古くはエジプト及びシュメール時代に行われた。
ルネッサンス以降、教会によく用いられ、主としてはキリストや聖徒がモチーフとして扱われていた。

模造紙(simile paper)
明治初期に日本で輸出した和紙の局紙を模して、ドイツ、オーストリアなどでSP(亜鉛酸パルプ)を用いて
機械ですいた紙が入り、更にこれに模して造ったことからこの名がついた。

モダン・アート(modern art)
語義は「近代美術」であるが、一般的概念は現代美術をいう。美術史上の近代とは人によっていろいろと異なり、
歴史的意味におけるルネッサンス以降をいう場合もあるが、普通には近代を近世と区別して印象主義に始まり、
20世紀前半を支配し、いろいろ分極的専門的発展を辿った美術思潮をいう。

モチーフ(motif)
語源的には動かすに由来し、行動を起こさせる原動力・動機である。芸術的表現の意図の中心で、
例えば、絵画的表現における具体的な主題や彫刻における対象の姿態などをいう。

モチベーション・リサーチ(motivation research)
購買動機のような人間行動のきっかけを心理学・社会学・精神分析学などを用いて、把握しようとする調査。

モック・アップ(mock up)
原型模型のこと。正確を要する製品のデザインに必要とされる。

モデュール(module)
普通には建築の基準尺とか流水の定量を表す言葉。

モデュロール(modulor)
ル・コルビュジエが考案したデザイン用の尺度。6フィート(183センチ)の人間のへその高さ113センチを
元とし、これを2倍すること、黄金比を加えること、黄金比を減じることによって作られる。

モデル・チェンジ(model change)
耐久消費財である多くの機器が、形態の変化と同時に性能を向上させるために、形式を変更させること。
現在では、性能よりは外観上のスタイルを変化させることがモデル・チェンジと考えられる。

モデル・メイキング(model making)
模型製作。デザインした品物は、精密見取り図や設計図で検討する反面、
模型を作って検討する場合も多く、モデルの製作は重要である。

モニュメント(monument)
記念碑、記念的な像あるいは記念建造物などと解釈されるが、自然に一つの記念となったものなど
一般的に記念すべき大きな内容を意味し、歴史的・社会的に意義あるものをいう。

モノグラム(monogram)
数個の文字を組み合わせて字のようにしたもの。
姓名・社名などの頭文字を組み合わせて、署名や商標などに利用される。

モノクローム(monochrome)
単色・単色画のこと。ある色または同色の明度や強度を変えるだけで描かれた絵。白黒の写真もその一例である。

モホリ=ナギー(Ladislaus Moholy-Nagy)
ブタペスト大学で法律を学んだが、のち構成主義の作家及び理論家として活躍。1922年、グロピウスに
見出されバウハウスの指導者陣へ迎え入れられた。ここでタイポグラフィと写真の領域に新生面を開き、
デッサウに移ってからは特に基礎教育に力を入れ、画期的なプログラムを打ち立てた。
著書としては「Malerei Foto grafie,Film」「Von Material zu Architektur」「The New Vision,1930」
「Vision in Motion,1946」などがあり、いずれも名著として古典的価値を持つ。

模様(ornament)
装飾の目的で物品の表面に文様・図柄を組み合わせて模様とする。
過去においてデザインは物品に模様をつけたり、色彩を施したりすることであると考えられていた。
近代デザインでは模様は極めて小範囲に要約されるようになった。

紋章(crest)
家の印として用いる一定の図柄を日本では紋所・家紋・定紋などといってきた。
公家は車に、武家は旗とか幕に使ったのが始まりで、後には儀礼的なものとして確立されていったが、
同時に自由さがなくなり整然としたものになっていった。

モンタージュ(montage)
語義は「組み立てること」であるが、フランスでは映画の初期からフィルムの断片を接合して一篇の統一ある
作品に組み立てる仕事の総称として用いていた。後にソビエトのプドフキンやエイゼンシュタイン等が
映画構成の新しい方法としてモンタージュ理論を作り上げた。

※デザイン小辞典より一部引用
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