用語辞典

用語辞典

ハイ・キー(high key)
写真印画について、ハイライトや中間調など明るい部分が多く、暗い部分が少ない調子をいう。

ハイ・コントラスト(high contrast)
対比の高いこと。明暗対比の強いものを主としていうが、色彩対比の強いものも含まれる。
テレビの場合には、ハイ・コントラストのフィルムは被写体の明暗階調のいずれか、
または両方共に失われ、硬調となる傾向があるため不向きである。

配色(color combination)
色の組合せ。配色の基本型を色の三属性の系統によって考えれば次のようになる。
【1】
明度を基調とするものとしては、明度差の小さい配色
(高明度配色・中間度配色・低明度配色)と明度差の大きい配色
【2】
色相を基調とするものとしては、色相差の小さい配色
(暖色系配色・寒色系配色)と色相差の大きい配色(暖寒色配色・補色配色)
【3】
彩度を基調とするものとしては、彩度差の小さい配色
(高彩度配色・補色配色)と彩度差の大きい配色

倍数尺(line gauge)
金属または木製のものさしで、組版の一行の長さを計るもの。
主な活字の大きさを単位として目盛りがうたれ、これを当てて一行の字数を計る。

媒体(media)
人間の意志・感情または情報などを相手に伝える手段として利用される仲介物。
個人間伝達では言葉や文字が媒体となる。マス・コミュニケーションは大量媒体、すなわちマス・メディアとして
印刷媒体の新聞・雑誌などと電波媒体のラジオ・テレビなどを主として利用し、大衆に観念や情報を伝達するもの。

ハイパー・リアリズム(highper realism)
日常のありふれた情景を、写真のように克明に描画するスタイルの絵画。スーパー・リアリズムともいう。
事大的テーマ主義から日常性への回帰ともみられるが、いっさいの主観を排除したクールな写真的表現は
あらためて「描く」ことの意味と「日常」とは何かという、従来、意識下にあったものに対して問題を提起した。
1960年代にエドワード・ルーシャが制作した油絵、写真集がその先駆的作品とみられている。

バイヤー(Herbert Bayer)
オーストリア生まれ。オーストリアとドイツで建築を学び、ワイマールとデッソウのバウハウスで
カンディンスキーらから、壁画とタイポグラフィの教えを受けた。のちにデッサウ・バウハウスの教授として
レイアウトやタイポグラフィの指導にあたる。1937年にはアメリカに移り、企業の顧問デザイナーとなって、
グラフィックデザインばかりでなく絵画・建築など広範囲でデザイン活動を行っている。

ハイライト(high light)
絵画や写真の画面の中で、最も明るい光の当たっている部分。映画・テレビでは興味ある事件、
重要な場面、あるいは高潮シーンをいう。

パイロセラム(pyroceram)
ガラスを微結晶化して作る特殊な陶磁器製品。

ハウジング(housing)
本来は「住まい」の意だが、機械器具の構造部分を保護したり、取り扱いやすくまとめるために
カバーをかけたりすること、またはカバーそのものをいう。

ハウス・オーガン(house organ)
メーカーやデパートなどの機関紙・商報・ニュースなどをいう。多色刷りの雑誌形式から
1ページのペラ物まであり、発行回数も月刊・季刊・旬刊・週刊などがある。目的はダイレクトメールとして
代理店・商店などに新製品を紹介したり、販売宣伝の参考記事を載せたりするもの、株式・従業員に社内事情の
啓蒙宣伝をするもの、消費者に総合雑誌や婦人雑誌のように装い、広告宣伝するものなどがある。

ハウス・スタイル(house style)
企業体のデザインポリシーの具体的表現として、企業体の建築・看板・ショールーム・各種広告媒体など、
造形物のスタイルに一貫性をもたせること。コオーディネーテッド・デザイン・スタイルともいう。また
商品の場合には競争商品と明確に区別され、アィデンフィケーションの効果をあげるため、トレードマークを中心に
パッケージの形態・色彩・パターンなどに視覚的共通性をもたせることもハウス・スタイルとして重要である。

バウハウス(bauhaus)
1919年ワルター・グロピウスによってドイツに創立された造形の学校。
グロピウスは早くから、精神的文化と物質的文明との対立、あるいは精神と物質の分離が19世紀後半以後の芸術
および建築に反映していることを指摘し、物質・精神の全領域を統一するキーポイントの一つが建築にあるとし、
これを彼の作品に具現しようと努力した。
バウハウスの根本目標は、あらゆる造形芸術的教養と技術的教養を一つの建築芸術へ、
その不可分の成立要素として総合することであり、その教育システムは根底から新しく組み立てられた。

箔押し(foil stamping)
本の表紙に金箔や色箔の文字あるいは模様などを強力な型押しで密着させる方法。

博展
博覧会・展覧会その外、類似の催物を総称する略語。

博覧会(exhibition exposition)
産業革命が生んだ近代的機関の一つ。18世紀後半にイギリスを先駆として、ヨーロッパ各地に産業振興と発明奨励の
目的をもつ勧業博覧会が催された。これらはいずれも国内的なもので、内国博覧会に属する。
この種の博覧会はよく成功をおさめ、次第にその範囲を拡張し、世界的規模の博覧会開設の希望が各方面から
盛りあがってきたが、保護貿易論者と自由貿易論者の対立があって、実現困難であった。
この希望は1851年ロンドンの水晶宮で開かれた万国博覧会によって達成された。
以後、各国において、国際博が企画実現され、内国博や各種の専門的博覧会が開催されるようになった。
日本でも1867年にパリの第二回万国博覧会へ出品したのを契機に、1877年、東京に第一回勧業博を開催し、
日本として博展史の第1ページを飾った。20世紀に入り、博覧会はますます盛んになり、
世界各国において大小種々のものが絶えず開催されている。

パゴダ(pagoda)
本来東洋風の塔、五重の塔などの意であるが、博覧会場の仮説的小建物や停留所の小待合所などをいう。

バジリカ(basilica)
ローマ時代、法廷や集会に利用された。建物身廊と側廊からなり、中世キリスト教の教会建築の出発点となった。
ヨーロッパの幾多の著名なゴシック様式も、この形式によるものが多い。日本でも工場建築、初期の映画館建築に
よくみられた。近代建築の発展以前に、よく利用された一つの建築方式。

バス(Saul Bass)
ニューヨーク生まれ。ジョージ・ケペシュに師事した。
1952年以来フリーランスのグラフィックデザイナーとして活動。テレビ・映画・パッケージなど
各方面にわたって活躍している。映画の「80日間世界一周」のタイトルのデザインは有名。

パースペクティブ
遠近法。

パターン(pattern)
器・布・紙などを装飾する場合に模様・柄をつけるが、その模様・柄の単位になる図形あるいは文様をいう。
一般的には型・見本・模型・模様・柄のすべてをパターンといっている。

パッキング(packing)
荷造り、包装、梱包。物品を容器に入れたり、結束することにより、その内容物を固定し、主として輸送中に
外部から起こる障害を防護し、輸送に適した形体とすること。

パッケージ(packaging)
包装の意。物品の商品価値を高めると共に、それを保護するために適切な材料・容器などを物品に施す技術、および
施した状態をいう。商品によって容器と外箱よりなるもの、かん詰類のように容器が包装の目的を兼ねるもの、
タバコ箱のように外箱が容器の機能を兼ねるものなどがある。

バッテン(batten)
曲線定規。普通、弾力性のある木目の通った針葉樹材で作られ、
船舶・飛行機・自動車などの設計図や現図を製作するのに用いる。

バットレス(battress)
控え壁。アーチまたはボールトの横力の処理のため、外壁に設けられた支持壁。
ヨーロッパ中世建築の発達に関係深く、飛梁へと発展して、ゴシック建築独特のデザインを構成した。

パティオ(patio)
スペインの住宅の中庭。近代建築にも応用され、室内の延長としてリビング・ルーム、
あるいは食事の場所となるように計画された中庭をいう。

パテント(patent)
特許や特許権、専売特許などの意。

ハニカム・コア・パネル(honey comb core panel)
紙やアルミニウムなどを蜂の巣状に成形して芯にし、その両側にベニヤ板などを張り合わせたパネル。
1945年にアメリカで開発された。

パビリオン(pavilion)
大天幕、休憩所、庭園の亭、あずまや、博覧会の特設館などの意。

パビリオン・システム(pavilion system)
博覧会の定石的展示形式で、部門別にそれぞれの陳列館を立てる方法。元来、病院を数個の棟に分けて建てることで
あるが、1876年のフィラデルフィア博覧会でこの方式がとられてから、多くの博覧会でこの方法を踏襲している。

ハーフトーン(halftone)
中間調。絵画や写真の画面で、明部と暗部の中間にある半暗部の調子。

パブリシティ(publicity)
ニュースや見解などの事実を公衆に知らせ、その態度や行動を動かすことを目的とし、営利のためのみでなく
公の立場からも行われる。新聞・雑誌でも有料広告としないで目的も露骨に出さず、
記事の中で会社や商店に言及させるような広告活動をいう。

パブリック・リレーションズ(public relations)
略してPRという。経営の一つの機能であり、自己の政策および行為を社会の利益と合致させ、
社会の理解と同意を求める計画を実施すること。

ハーモニー(harmony)
調和の意。広義には二つ以上の部分または要素の相互関係についての美的価値判断。

端物
ページものにまとめない印刷物のこと。本の扉や帯、2〜4ページ程度の口絵。
チラシ・名刺・招待状の印刷物のこと。

パララックス(parallax)
二眼レフカメラ・距離計カメラではファインダーの視界と撮影レンズの視界との誤差を指し、視差と訳される。
パララックスは近距離ほど大きくなるので、各種の矯正方式が考案されている。

バリエーション(variation)
変化・変動の意。音楽では、あるテーマや旋律を基本的性格を変えずにリズムやハーモニーを変えて反復するもの
をいい、変奏と訳される。デザインにおいても、一つの基本的スタイルを失わないように部分的に変化を加えて、
いくつかのバリエーションを作る場合がある。

張り箱(fancy boxes)
書籍の外箱、包装用の化粧箱のように、芯を黄ボールなどで作り周りに印刷した紙を張った箱。

パルテノン(Parthenon)
ギリシャ、アテネのアクロポリスの丘に建つ神殿。古代ギリシャの芸術のうち古典期に属し、紀元前5世紀の
高い作風の時代と紀元前4世紀の美なる作風の時代との境界にたつドーリス式神殿。

バルール(valeur)
色価と訳される。二つ以上の色彩がもつ明度・彩度・色相の相互関係によって、画面より前後への隔たりや、
画面上での拡張や収縮が感じられる。このような性質は、主として心理的・生理的な現象であるが、
この作用を個々の色彩のバルールという。

ハレーション(halation)
写真やテレビなどで強い光が当たり、反射して画面が見苦しくなる現象。夜景などを写した場合に、
強いむき出しの光の周囲に月のかさのような丸い光の環ができるのは典型的なハレーションで、
ハレーション・リングと呼ばれる。また、コントラストの強い色を組み合わせた時にも起こりやすい。

万国博覧会(world exposition)
万国博・万博・エクスポと略称される。世界各国が参加する文化と産業の国際的祭典ともいうべきもので、
1851年ロンドンでの第一回を皮切りとして、世界の各地で開かれ、最も先進的な創造活動を
集約的に展示することによって、それぞれの時代の進歩を確認する場となった。

版下(copy)
印刷製版するため、原画や描き文字を色数だけ白と黒で正確に描き分けたものや、
活字・写真写植による文字組みの清刷りなど、直接製版の原稿やデータをいう。

パンテオン(Pantheon)
古代ローマ最大の円蓋建築。ローマの建築史上における不朽の名作建築で、紀元前115〜125年ごろに再建された。

パンフレット(pamphlet)
仮とじの小冊子。数ページから数十ページ程度で、大きさはB5・A5・B6判のものが多い。
広告用のパンフレットは商品の挿し絵を入れてアイディアを一つのストーリーとして説明するものが一般的で、
商業用カタログやハウスオーガンも主にパンフレットの形式をとる。

POP広告(point of purchase ad)
購買時点広告という意。セールスプロモーションの一環として、屋外看板、ショーウィンドー、
カウンターディスプレイ、店内ポスターなど小売店に付嘱する宣伝物の一切がふくまれる。
同じことを売り手の側に立っていえば、PS広告(point of sales ad)になる。

挽型
モデル・メーキングの一つ。円筒形・円盤形のものは、粘土や油土で原形を作らずに、
石膏で直接成形した方が簡単で、正確なものが得られる。これらの製作方法を一般に晩型という。

挽物
ろくろや旋盤で作ったもの。軸を中心とした回転体のために、円形または円柱形となる。
家具などによく利用され、椅子やテーブルの脚に部分装飾品あるいは建物の内部の装飾などにも用いられた。

ピクトグラフ(pictograph)
絵文字。オリンピックや万国博など世界各国から集まる人々にも、絵を使用してある意味を表示し、
国際的に言語の差異をこえてパターン認識として直感で理解できるようにしたもの。ビジュアルサインの
要素として重要なものである。包装関係のケアマークなど、一時的なキャンペーンの期間でなく
恒久的な使用を考えたり、事務用機器に使用する絵文字の研究も進んでいる。

ビジュアライゼーション(visualization)
頭の中に浮かんだイメージを具体的に視覚化して表現すること。ビジュアルデザインでは訴求ポイントを
どのような表現でビジュアライズするかということが伝達効果を決定する大きな要因となる。

ビジュアル・コミュニケーション(visual communication)
視覚に訴えて伝達すること。一般的に文字に伝達は含まず、画像やデザインによる伝達をいう。
印刷によるグラフィックデザインやテレビ・映画・写真などを媒体として行われる。

ビジュアル・サイン(visual sign)
視覚に訴えて、誘導・指示・位置・告知・案内など各種情報を伝達するもの。看板・案内板・標識などで
平面的な形態、照明付きのものなど各種ある。ピクトグラム・矢印・言語・写真・イラストレーションなど、
情報伝達要素と色彩・サイン形態・設備場所などの総合として設計されなければならない。

ビジュアル・デザイン(visual design)
視覚伝達の機能をもつデザインで、視覚デザインともいう。新聞・雑誌その他の印刷宣伝物、テレビ・映画・
写真・サインボードなどのような大量媒体によって伝達内容を目に訴えるように造形的に表現するデザイン。
商業デザイン、宣伝デザイン、グラフィックデザインなどと類似する概念ではあるが、
必ずしも産業活動の分野に限らず、公共的・政治的宣伝を含み、また印刷デザインといった平面的なもののほか
展示やサインボードのような立体的なものも含まれる。

ビーダーマイヤー様式(Biedermeierstil)
ドイツの19世紀前半、1848年の3月革命以前の時期における芸術様式。ビーダーマイヤーの語は、
詩人アイヒロートがその詩の中で俗物の典型として表した人物に由来し、俗物を意味する二つの語から
合成されたもの。特に家具デザインに顕著で、フランスのアンピール様式の影響を受けているが、
単純化した形態を採用し、実用性を重視することによって、便利で明快なデザインを実現している。
装飾を排して材料の素地を表すのも特徴だが、経済的に疲弊した当時のドイツにおける
中産階級の趣味を反映したものとみられ、親しみにくい側面をも持っていた。

ピック(Frank Pick)
DIAの中心人物の1人で、イギリスの近代デザイン運動を推進した重要人物。美術を大衆に直結させるために努力し、
ロンドン交通営団を舞台としてイギリスのデザイン運動史に大きな足跡を残した。1934年商務省に
「Council of Art and Industry」を組織させた。交通営団の仕事のため多くの優れた芸術家を用いた。

一筆描き
連続的な線で重複することなく一筆で描き終えることのできる図形。

ビトリーヌ(vitrine)
ショーウィンドウ、ガラス箱の意。

表現(expression)
創作の根本作用で、作者の作り出す統一的な直感形態を産み出すことで普通にいう描写のこと。

表出(ausdruck)
観念的な内容を表示することで、その作者の主観的な感情を客観化する作用のこと。

ビル(Max Bill)
チューリッヒ美術学校とデッサウ時代のバウハウスで学ぶ。この時受けたカンディンスキーやクレーの感化から
1930年以降チューリッヒを舞台として多面的な造形活動を行うとともに具体芸術運動の中心的人物となる。
スイス工作連盟にも関係して工業デザインやセット家具のデザインを行う。

ピロティ(pilotis)
柱・列柱などの意であるが、近代建築に使用される技法の一つとなった。建物が地上にピロティのみで支えられ、
その上に二階以上が構成される手法でル・コルビュジエによって始められた。

ピン・ジョイント(pin joint)
部材と部材の節点がピンで接合されたもの。接合部が回転できて部材に曲げモーメントが働かないため、
骨組みの変形を避けることができる。

ファクツーラ(factura)
作ること・形成・構成・製造の意で、加工によって生じる材料の外形的変化、表面処理をいう。

フィニッシュドモデル(finished model)
デザイン・プロセスの最終段階で依頼者への提示や関係者の間で検討を目的として作られる模型で、
完成させる製品と寸法・形状・色彩・材質など視覚的に同一なもの。
木・石膏・金属・プラスチックなどにラッカー塗装して仕上げられる。

フィンガー・ペインティング(finger painting)
指を使って描く技法で、絵具はフィンガーカラーを用いる。指だけでなく、ヘラや針で変化をつけることができる。

フェストゥーン(festoon)
花と紐を組み合わせた模様の形式。

フォークアート(fork art)
民衆芸術で、民衆がその生活の用から民衆の手で作り出した芸術。作者が無名の存在であること、
個人的・主観的表現を目指すのではなく、集団の生活様式と生活要求に根ざした造形であることを特徴としている。

フォトグラム(photogram)
カメラを用いず印画紙やフィルムなど感光材料の上に直接物体を乗せ、
それに光を当ててできる影絵によって構成される作品または技法のこと。

フォトモンタージュ(photomontage)
一般的な概念としては組み合わせ写真を意味している。コラージュに近似する効果をもつもので、
異質的な写真と絵とを完全に融合せしめたのが起こりである。

フォト・レタリング(photo lettering)
ネガの文字盤に光線を当てて一字ずつ印画紙に焼き付ける操作、
あるいは綴られた文字を曲線にしたり、傾けたりして変形文字をつくる操作。

フォービズム(fauvisme)
ゴーギャンやゴッホらの影響を受けた20世紀初頭の華やかで革新的な絵画運動。
大胆な筆法で激しい個性的な表現傾向。

ブース(booth)
小舎・仮設の小屋などで、ディスプレイ関係では、屋外に設けられた小屋状の展示施設のほかに、
屋内の会場に小間割りされた一つの展示スペースを含めてブースという。

ブックレット(booklet)
パンフレットに近いもので、表紙をつけ、見返しや扉もある本格的に製本した状態のもの。

物体色(object color)
自ら光を発しないで、他の光源から光を受けて反射または透過した光によって生じる色のこと。

プラスター(plaster)
塗装材料の一つで、石灰または石膏を主材としている。

ブランク(blank)
白紙・空所・未完成品・荒取りした板金などのこと。

ブランド(brand)
商標のこと。企業が販売あるいは提供する商品またはサービスについて、
他の企業のものと区別するために用いる名前・象徴・意匠およびこれらの結合体をいう。

プリ・パッケージ(prepaclage)
販売時点前にあらかじめ包装されているパッケージのこと。

ブール家具(Boulle furniture)
フランスの著名な家具製作者シャルル・ブールが考案した装飾法による家具。
線掘り模様の金属などを表面に張り、17世紀後半から18世紀にかけて盛んに作られた。

フレキシブル・パッケージ(flexible package)
プラスチックフィルムによる包装で、フィルムの柔軟性と自由性が特色となり内容品が透けて見えるものが多い。

プレイ・スカルプチュア(play sculpture)
スウェーデンの彫刻家ニールセンによってストックホルムの児童遊園地に設置されたのが最初で、
世界的に流行し、日本でも公園・遊園地・団地などの遊び場に広く設置されるようになった。

プレゼンテーション(presentation)
自分の意思を他者に伝達するために表示すること。広告代理店やデザインのクリエイティブスタジオが
新規の依頼人に自社の経歴や作品を提示したり、広告主に広告活動に関する計画案などを提出すること。

ブレインストーミング(brain storming)
複数人のグループをつくり、各人が拘束されずに自由に創造的なアイディアを思いつくままに
出していく集団的開発法。広告のアイディア開発に使われることが多い。

ブロイヤー(Marcel Breuer)
近代家具の技術的・造形的発展の上で重要な足跡を残したデザイナー。ハンガリーのペーチに生まれ、
ワイマールにあったグロピウスのバウハウスで第一期生として学び、修了後はバウハウスの家具部門の
マイスターとなった。1925年に一本の鋼管を曲げて椅子やテーブルの骨組みを形作る一連の方法を発明し、
近代的鋼管家具のデザインを確立した。

ブロークン・トーン(broken tone)
破調のこと。色彩体系で純色、シェードの清色調に対し、濁色調を一括していう。

フロッタージュ(frottage)
シュール・レアリズムのテクニックの一つで、ドイツのマックス・エルンストがコラージュの一部として始めた。
ある物質の上に紙をあて、木炭や鉛筆などでこすると下の凹凸と反対の拓本ができることを
造形的手段として生かしたもの。

ブロッシャー(brochure)
ブックレットやパンフレットと同義語。

プロトタイプ(prototype)
設計上における最初の模型。完成までに幾度の検証を行い、改良するための原型。

平体
【1】
活字…新聞の本文活字は横10に対し縦8の平体でこれを偏平活字という。
【2】
写植…レンズ操作で原版から三種の平体の文字ができる。
縦辺長が横より10%短いのが平体1、20%短いのが平体2、30%短いのが平体3

ヘッドライン(headline)
新聞や雑誌の記事または広告の見出しで、本文の前にあり、読者の注意を引く簡単で興味的な語。
小見出しをサブヘッドという。

ヘップルホワイト様式(Hepplewhite style)
18世紀にイギリスで活躍した家具製作者ジョージ・ヘップルホワイトの創設した家具様式。
繊細な美しさのわりに監牢で、脚は直線的な構成をしている。

ペブスナー(Nikolaus Pevsner)
イギリス美術の権威者。元ケンブリッジ大学教授で、イギリスの代表的建築雑誌の編集委員をしていた。
1940年の「モダン・デザインの開拓者たち(Pioneers of Modern Design)」は有名で、
近代デザイン研究の上に意義ある著作である。

ペリアン(Charlotte Perriand)
女性インテリアデザイナー。東京でル・コルビュジエ、レジエの作品とともに三人展を開催。
ル・コルビュジエの良き協力者でもあり、特に曲木・鋼管・軽金属などの家具に新生面を開いた。

ベーレンス(Peter Behrens)
DWB運動の推進者の1人。
門下からグロピウス、ル・コルビュジエ、アドルフ・マイヤー、ローエ等を輩出している。

ペンジュラム(pendulum)
振子の意で、造形の技法としては振子式に旋回・反復運動する点光源によって描かれる
規則的な連続曲線の軸跡写真をいう。

補色(complementary color)
二つの色を混ぜて無彩色となるとき、二つの色は互いに補色の関係にあるという。
色環上の相対する二色が補色をなすように配したものを補色色環という。

ポスター(poster)
平面形式をもつ掲示用宣伝媒体の一つ。
英語のポストから発生し、柱や壁に張り付けられる張り札の名称に転化したもの。

ポップ・アート(pop art)
ポピュラーアートの略で、大衆的芸術の語意をもつ。

ポートフォリオ(portfolio)
大型の冊子で、閉じたものとルーズリーフ式のものとがある。広告媒体としては、
(1)広告計画の内容を販売店に宣伝するもの(2)販売員および販売店を教育するもの
(3)特殊の小範囲の可能消費者に配布するものの3種類に分けられる。

ホニー・サックル(honey suckle)
忍冬文様または忍冬唐草文様のこと。古代エジプトに始まり、ギリシャにおいて形式を完成したといわれる。
日本では法隆寺に多く見られる。

ホフマン(Josef Hoffmann)
1903年カール・モーザー等とウィーン工房を設立し、アール・ヌーボー様式を排除して
方形を基調とするデザインを主張。新様式の家具工芸品の設計・製作を行った。

ホールディング(holding)
折りたたみが可能な器具などをいう。空間の有効的な利用のための一つの方法。

ボールト(vault)
ヨーロッパで中世以後教会堂建築の天井に使用されて発達してきたかまぼこ形の筒形穹窿。
次第に交差穹窿へと発展した。

※デザイン小辞典より一部引用
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