用語辞典

用語辞典

中綴じ(saddle stitch)
週刊誌・カタログ・社内報・一部の教科書などに用いられる簡便なとじ様式。
印刷物の背から中央に針金でとじる方法。全体のページとしては48ページ、64ページ、
80ページ、96ページのように16ページの倍数のページだてが都合が良い。
この様式の特徴は、のどまで完全に開くことで、厚いものには向かない。

軟調
写真のコントラストの弱いもの。白から黒への調子のグラデーションが乏しく、全部が黒っぽかったり、
または中間調ばかりででき上がったような印画で、コントラストに欠けている。
フィルムの露出不足に原因することが多く、これを救済するにはコントラストの強い印画紙を用いれば良い。
フィルムの場合も、ネガティブあるいはポジティブの濃淡の差の小さいものを軟調という。この反対が硬調である。

ニイマイヤー(Oscar Nie meyer)
ブラジルの建築家。リオ・デ・ジャネイロの国立美術学校を卒業後、ルチオ・コスタの建築事務所に勤務。
1936年に教育保健省の設計チームに入り、設計顧問であったル・コルビュジエに接して影響を受けた。
主要作品に、ニューヨーク万国博覧会のブラジル館、リオ・デ・ジャネイロのボアヴィスタ銀行、
新首都ブラジリアの大統領官邸や議事堂などがある。

日本広告技術協議会
(Nippon Advertising Arts Council - NAAC)
1962年に設立。東京アートディレクタークラブ、東京商業美術家協会、日本広告写真家協会、
日本サインデザイン協会、日本タイポグラフィ協会、日本ディスプレイデザイン協会、
日本パッケージデザイン協会の7団体を会員とする協議会で、団体個々の目的達成に協力し、
広告技術活動の向上・育成を目的としている。

日本広告写真家協会
(Japan Advertising Photographer’s Association - APA)
1958年に結成された広告写真家の団体で、広告写真の向上発展と、職能による団結を目的としている。

日本広告審査機構
(Japan Advertising Review Board - JARO)
広告主・媒体・広告代理業を主体とする会員から構成されている広告の審査機関。
広告問題の審査・処理にあたる部門と機構の運営をする部門からなりたっている。
消費者・官庁・企業・媒体・広告代理業などからの広告に対する苦情や問い合わせについて、
調査・審議をし適切な処置をとる。

日本サインデザイン協会
(Japan Sign Design Association - SDA)
広告看板・道路標識などのサインデザイナーの職能団体でサインデザインの水準を高めることにより、
産業の振興と国土美観ならびに都市環境の向上をはかることを目的としている。1965年に結成された。

日本色研配色体系
(Practical Color Coordinate System - PCCS)
1966年に日本色彩研究所から出された新しいシステム。
この中から選ばれた166色をハーモニック・カードと称している。PCCSでの色の表し方には2つあり、
1つはマンセルのように色相・明度・彩度の3つの尺度による方法と、
系統色名法と深い関係を持つトーン分類による方法である。

日本ディスプレイデザイン協会
(Japan Display Design Association - DDA)
ディスプレイデザイナーの職能団体で、ディスプレイの社会的向上と
共通の基盤の形成を目的としている。1959年に創立。

日本パッケージデザイン協会
(Japan Package Design Association - JPDA)
パッケージデザイナーの職能団体。パッケージデザインにより産業を興隆し、貿易の発展に寄与することを
目的としている。1960年に創立。1981年に社団法人となる。

ニュアンス(nuance)
色彩の明暗、色相の変化などの度合。一般的には芸術的表現またはその要素間の微妙な差異を意味する。

ニュートラル・カラー(neutral color)
無彩色。

ニュー・バウハウス(The New Bau-haus)
1937年10月、シカゴ美術工芸協会の後援で、モホリ=ナギー(L.Moholy-Nagy)がシカゴに設立。

ニューヨーク近代美術館
(The Museum of Modern Art,New York)
1929年に設立された最も典型的な近代美術館。美術のみならず写真、映画、舞台美術までをも含み
文字通り近代的である。1934年に機械美展を催して現代デザインの本質と性格を明らかにし、
デザインのモダニズムの確立に貢献している。

抜き勾配(taper)
金型の型開き、成形物の金型からの突き出しをよくする目的で、成形物には抜き勾配をつける必要がある。

ヌード(nude)
裸体画・裸体像・裸体写真など、人物像で無衣の状態にあること。

ネオ・プラスティシズム(Neo plasticism)
極めて単純化された幾何学的形式をとるアブストラクト・アートの先駆的流派。
1917年モンドリアン、ドースブルグらが中心となり、オランダのライデンに「デ・スティルグループ」を結成し、
機関紙「デ・スティル」を発行して活躍。モンドリアンの理論と作品は各方面に大きい影響を与え、
建築からポスターに至るデザインにまで及んでいる。

ネガティブ(negative)
否定的・消極的の意で、肯定的・積極的のポジティブに対立する語。
ネガティブ広告、ネガティブキャンペーンなどがある。また、写真の陰画を略してネガという。

ネスティング(nesting)
入れ子式の重箱とか、上下重ねられた大きさがそれぞれ違ったぼんとかわん、
あるいは順次中に入っていく組み小テーブル等のように、同じ形で、大きいものに
小さいものが順に納まるように作った一組みのもの、またはその仕組みをいう。

ネルソン(Grorge Nelson)
モダンな家具のデザイナーとしてアメリカにおける著名な1人。ハーマン・ミラー家具会社に関係し、
デスクや収納家具などに単純明快な機能的デザインを実現して、注目をひいている。
デザイン活動は広範囲で、インテリア、インダストリアル、コマーシャル、建築など多方面にわたっている。

ノイトラ(Richard Joseph Neutra)
ウィーンで生まれ、同地の工科大学でオットー・ワグナーに学び、後にスイスで造園と建築を修業して
1923年渡米。住宅建築の作品が多く、1946年のパームスプリングのカウフマン邸はその代表作。

脳波(electroencephalography)
生きている人間の脳に電気活動があることを最初に発表したのは、ドイツの精神科医ベルガーである。
このことから脳波のことをベルガー・リズムという。脳波の発生機序についてはまだ完全に解明されては
いないが、脳が出す電気活動であるかぎり、脳の活動ひいては精神現象となんらかの関係があると
考えられている。現在では、脳波の周波数の変化と行動パターン、あるいは意識レベルとの関連から
いろいろなことが研究されている。

ノック・ダウン(knock down)
最終製品を工場で完全に組み上げずに主要な部分別に組んでおいて、他所でそれらの部分を組み上げて
製品とする方法。輸出などの使われる場合から、最終消費者が自分で組み立てるまで、規模に大小がある。

ノド
本のページを開いたとき、両ページの中間に当たる綴じ目に近い部分をいう。

ノベルティ(novelty)
広告主が社名や商品名を入れて顧客や販売店に贈呈するものの総称。カレンダー・手帳・広告マッチを始め、
名入りケース・灰皿・ライターなど無数にある。企画の新奇性と利用価値のあるものが効果的である。

暖簾(のれん)
店舗の入り口にかける布製看板。江戸時代に発達し、大正初期まで呉服店などで用いられている。装飾性の勝った
取り扱い方で、室内にもよく用いられる。また、老舗の伝統的名声を「のれん」という。

ノングラフィック(nongraphic)
1962年の第42回ニューヨークADC展の受賞作品の傾向から言い出された語で、従来のイラストレーション中心の
グラフィックデザインに対し、グラフィックテクニックを単純にし、広告表現として製品内容や商品のうち
出し方に重点をおいた広告制作の態度をさす。その傾向はイラストレーションよりタイポグラフィや写真へという
技術的な変化だけでなく、従来のイメージ広告よりも具体的な説得広告へという表現の移行をも示すものであった。

ノン・コミッションド・ポスター(noncommissioned poster)
フランスのサビニャックが第二次世界大戦直後の1950年にパリでノン・コミッションド・ポスター
すなわち「注文によらずに描く形式のポスター」の展覧会を開いた。
サビニャックはこのようにして作家がポスターデザインに自由なアイディアを盛り込む可能性を示して注目され、
一躍グラフィックデザイン界の流行作家となった。

ノンフィギュラティフ(nonfiguratif)
アブストラクト・アートのうち、具象的なものの形を用いず、純粋な形と色によって
表現する絵画についていう。普通「非具象」と訳される。

ノンブル(paging)
書籍のページ付け。フランス語のnombreから転じた呼び方。

※デザイン小辞典より一部引用
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